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オロビアンコ バッグのその他の情報

Question:

ここ数年人気の「オロビアンコ(OROBIANCO)」というイタリアのブランド。本国では全く売ってないらしいので、最初から日本人向けに作られたブランドだと思います。こういった商法のブランドは他にもありますか?

イタリアで全く見ないということ、Google検索では公式以外1件もヨーロッパのサイトが出てこないこと、類推するに、日本企画で日本人向けの商品と考えて良いと思いますが、似たような戦略を採っているブランドがあれば教えてください。モノは良いと思うのですが、個人的には少し騙された感じがします。アパレル関係にお詳しい方いらっしゃれば、裏側なども併せて教えてください!

Answer:

オロビアンコはイタリアでも売っていますよ。まだ、できて数年しか経っていない新進ブランドです。
日本では、セレクトショップを中心にかなりの数が展開されていますので、日本のマーケティングをかなり重視したデザインになっています。フェリージなどに比べて、かなり融通が効くらしく、販売側の視点に立って、物を作っていますね。
ライセンスブランドではありませんし、質的にも値段相応な作り、安価な割には、結構しっかり作っている方だと思います。
フェリージの値段が、ユーロ高騰で上がりすぎてしまったので、オロビアンコは、その代わりに登場したってわけです。
ただ、フェリージやステファノマーノに比べて、大量生産商品になる分、クオリティは、ワンランク下がります。
日本人向け、日本企画と言ってしまったら、日本で売っているブランドの90%はこれにひっかかりますね。ヴィトンもグッチも日本法人が、日本向けの商品をチョイスしていますし、日本向けの商品生産の企画もしていますよね。両者とも、全売り上げの4割が日本なんですから、必然的にそうなるのは当然かと。

デュベチカは、モンクレールのセカンドではなく、モンクレールのデザイナーが独立して作った新進ブランド。無名で当然です。
これも日本で3年位前から急激に拡販されていますが、理由はオロビアンコと全く同じで、モンクレールが8万位だったのに、いきなり20万前後に値上げしてしまったので、売る側としても苦肉の策で、代替ブランドとして、デュベチカを選んだわけです。クオリティは変わりませんし、モンクレールのロゴに拘らなければ、こちらの方が得ってわけです。
これらの事は、セレクトショップでは、日常茶飯事、毎年行われる、取り扱いブランドとの取引内容で、交渉決裂になれば、すぐにも新しいブランドを探さなければなりません。海外ブランドの多くは、日本でちょっと人気が出たりすると、すぐに代理店に対し、無理難題な、横柄な契約を押し付けてきます。無理難題を、全部聞いて、高額品の不良在庫を大量に抱えるような事態に陥れば、代理店も倒産してしまいます。その点、新進ブランドのオロビアンコは、日本、台湾、韓国といったアジア圏での安定したマーケティングを選択しているわけで、今のところは、背伸びはしていません。

騙された感じ?という意見がありますが、それを言ってしまったら、今のブランド品は買えませんよ。メイドインイタリーと表記があっても、7割位の工程を中国で作って、最後の仕上げをイタリアで、っていうのも、いたって普通の話です。


 

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