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Question:

LED電球について

LED電球は調光装置に対応したものを使わないと、壊れてしまうと聞きました。
これは回路動作で考えるとどうして壊れるのでしょうか。


たぶん調光装置にはトライアックが使われていると思いますが、暗くすると
電圧不足になってしまい、LED電球の中に昇圧回路かなんかがあるのか
負担がかかってしまって壊れるのでしょうか。

また、LED電球のソケット近くにあるごついアルミ製の冷却フィンらしきものは
なんでしょうか。消費電力がとても小さいはずのLED電球であのような
冷却フィンらしきものが必要なのか、あれは冷却のためではないのでしょうか。

Answer:

一般の白熱電球用の調光回路はトライアックで商用電源のサイン波を、ON/OFFし実効値を下げて減光します。この時ACの入り切りで、スパイク状のノイズが発生します。(波高の3倍とか4倍)(トライアックの最低負荷電流を満たしていないため、顕著に発生します。)

AC100Vですと通常「+の最大」から「−の最大」で242Vpp(100×2√2)ですが、調光器が出すノイズが4倍として800 Vくらいになりますので、LED電球の中の降圧回路(電源)の中の保護回路の許容値を越えて電源が破損に至ります。

アルミ製の冷却フィンは冷却のために使用されています、5Wの消費電力のLEDでも、光に変わるのは2割ほどで、あとの8割は熱になります(4Wくらい)白熱電球のフィラメントは3000℃くらいでも平気ですが、LEDは150℃以上になると破損しますので、充分排熱する必要が有り、立派な放熱器が付いている製品が多いのです。

最近ではローパワーLEDを使った発熱が少なく、有害な電磁波を出さない電球も発売されているようです。AMAZON.CO.JPで「ゼロノイズ」で検索すると見つかります。


 

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