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Question:

コートリル錠の副作用?
私はクッシング症候群で去年の12月に左副腎を腹腔鏡手術で取りました。
手術前はかなりホルモンが多量に出ていたらしく、早急に入院し、マスクは必ず着用という状態でした。
退院して、現在はコートリル錠を朝晩で0.5錠ずつ服用しています。
しかし、副作用なのかなんなのかわからないのですが、食欲不振、吐き気、めまい、関節痛で日常生活にも辛いです。貧血の様な状態になって、顔が真っ青になり、動けなくなって救急車で何度か運ばれた事もあります。こんな状態だと、一人で外出するのも不安でしょうがありません。胃カメラも異常なしです。リウマチでもありませんでした。これはコートリル錠の副作用なんでしょうか?

Answer:

こんばんは。
ご質問の内容だけでは判断できない部分もありますので、私の解答は一般論として参考にしてください。

副腎原発のクッシング症候群では、術後に残っている副腎からコルチゾールが十分に分泌されるまで時間がかかります。
そのため残った副腎からホルモンが十分に出るようになるまでの間、不足するホルモンをコートリルで補うことになります。
コートリルの必要量は体重や生活強度、ストレスの状況によって異なりますが、多い人だと3錠以上必要な場合もあります。
もし、補充量が少なければ食欲不振やめまい、疲労感などのホルモン欠乏症状が出ます。
現在のあなたの症状はホルモンの不足によるものかもしれません。

もしホルモン不足でこれらの症状が出ているのであれば、コートリルを増やしてもらえば症状は改善するでしょう。
しかし、コートリルを増やすと残っている副腎からのコルチゾール分泌の回復がそのぶん遅れてしまいます。
ですので、体はしんどいと思うのですが、ホルモン欠乏状態にあえてしておくことが必要なのです。

そうはいっても日常生活にこれだけ影響があるのはちょっと問題ですね。
回復には時間がかかるかもしれませんが、一旦コートリルを増やしてもらって時間をかけて減量するのが良いかもしれません。
主治医の先生とよく相談してみてください。

なお、コートリルはもともと体内にあるホルモンと構造が一緒なので、よほど大量に使用しなければ副作用が出ることはまれです。


 

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